「乳がん」や「子宮がん」などがんの転移を避ける為に
行う腋窩や鼠径部リンパ節の切除、それによって術後
しばしば(5%~25%程度だそうですが)腕や脚におきる
リンパ浮腫で悩まれている方が推定患者数でも
10万人以上もいらっしゃるそうです。
体内のごみの運搬役であるリンパ管は約1日2ℓほどリンパ液として
ごみを処理しています。
過日行われた「日本リンパ浮腫学会」の総会では
「リンパ浮腫のセルフケアとこれからの治療の在り方」が
テーマだったそうですが、「卵巣がん」の術後1年で発症するのは25%
ほど、手術だけであれば15%、術後抗がん剤治療を行った場合は35%
術後放射線治療を行うと約50%の方にむくみが出るとのデーターがある
そうです。
私がリンパドレナージュの技法を学んだ20年ほど前には
まだ、日本ではさほどリンパドレナージュは普及していませんでした。
もともとリンパドレナージュを発案されたエミル・ボッダー博士は
リンパ浮腫の患者の為の治療法として確立されましたが、現在では
医療行為としてのドレナージュとは別に日本でも美容や健康維持の
目的でのリンパドレナージュが注目されるようになってきました。
(※医療行為としてのMLDは資格のない者が治療目的で行ってはいけない)
医療的には主に浮腫の除去や手術後の回復を目的として行われますが
美容や健康維持ではトラブル肌の改善(特にニキビなど)やリラクゼーション
など一般の方々にもニーズが増えています。
MLDの手技でリンパ液を流すことで疲労、老化、関節のはれ、浮腫、
セルライト、吹き出物のでやすい皮膚、ニキビ、偏頭痛、
高血圧、循環器系の欠陥、あざ、筋肉の緊張、リウマチ、
傷跡、毛細血管の破れ、目の下のくま、病気に対する抵抗力
妊娠中、妊娠後ケア、術前、術後ケアなど多くの有用性が
あるとされています。
又、MLDはストレスなどにより崩しやすい自律神経のバランスの乱れ
にも有効とされます。
MLDもアロマテラピーと同様、アンチストレス療法のひとつと
して今後、益々必要とされるのではないでしょうか?
ラ・ピュアのトリートメントルームにも予防、未病を目的に
長年にわたり、トリートメントを受けにきてくださる
古くからのお付き合いのお客さまが多くいらっしゃいます。
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